ここでは、ウメモドキの育て方や日常の管理ポイントをかいせつしていきます。
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ウメモドキの特徴
赤い実が秋ごろから楽しめます。
葉のあるときと落葉したときに、それぞれに魅力がありあます。
葉の形、枝ぶりが梅ににていることから、ウメモドキと呼ばれていますが、モチノキの仲間です。
ウメモドキは雌雄異株なので、雄木と雌木が必要です。実の赤いものの、ほかに黄色や白色の実をつける種類もあります。
コショウウメモドキもウメモドキの矮性の品種で、盆栽に好まれます。
よく魚や虫でも言われる「モドキ」というのは「似て非なるもの」という意味でつわれます。
矮性品種とは、大きくならない性質のことです。
ウメモドキの日常管理
水やり
土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
水切れを起こすと夏の実つきがわるくなります。
施肥
実つきのことを考えて、4~5月に玉肥をあげます。
実がつくのを確認できたらその後玉肥を与えます。
植え替えと用土
ウメモドキは根が細かく生育もおう盛です。そのため植え替えは、毎年行いたいです。
時期は、3月ごろに基本用土で植え替えます。
病害虫
ウメモドキの実は鳥が好みます。
対策としては鳥よけのネットをつかうのもいいです。
風通し、日当たりの良い環境に置いとけば、病害虫は、特に心配ないです。
カイガラムシはみつけたらハブラシなどでとります。
葉が丸まっていたらハマキムシがいます。
手でとることで、てにおえないようなら、薬剤を使用しましょう。
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ウメモドキ盆栽の作り方 作業のポイント
芽摘み
ウメモドキは、枝が伸びすぎると実がつきにくくなります。
なので葉が5~6枚ぐらいになってきたら、先端の部分を指でつまんで摘み取って、細かい枝が多くなるようにします。
交配
ウメモドキは雌雄異株なので、確実に実をつけたいのなら、6月に雄木の花をピンセットでとって花粉を雌木のめしべにこすりつけて人工授粉させます。
受粉ができた雌花は花弁がそのまま落ちるのでわかります。
ボン天や綿棒を使っても交配作業ができます。
剪定
短い新梢の葉腋に花をつけます。
剪定を繰り返して、短い枝を増やします。
実のついた枝は、落葉後に2~3芽をのこして剪定します。
刈り込みには強いですが、強く刈り込むと回復しようと枝がのばして、花芽がつきにくくなります。
摘果
木を疲れさせないために、実が多くつきすぎたらとるようにします。
翌年のためにも、お正月が過ぎたら、実を摘んでしまいましょう。
ウメモドキの増やし方
活着のいい木なので、挿し木で増やすことができます。
雌の木がほしいなら実のついた枝を2~3節の挿し穂をつくり、葉は半分にして、赤玉土に挿しておけば確実に雌木が増やせます。
実生をする場合は、秋に熟した種の果肉をとって乾燥しないようにして、3月ごろにまきます。
とりまきしたものは、雄雌がわかるのに数年かかります。
まとめ
ウメモドキは、実がなった姿がみどころなので、雌と雄の木を一緒に育てたいですね。