盆栽,皐月,さつき

はるきはるき

サツキといったら校庭にある生垣のイメージだな


ぼん太ぼん太

そうだねサツキは学校や街路樹に使われているよね。
盆栽でも花ものとして、古くから人気があるんだよ。

サツキの特徴

山奥の岩肌などに自生していて、サツキツツジとも呼ばれています。ほかのツツジより
1か月ほど遅く5~6月ころに、一斉に咲く姿から「サツキ」の名がついたといわれています。
花もの盆栽の代表的なサツキは、品種が豊富で古くから日本人に親しまれてきた樹種です。

古い花、旧花、中新花、新花といった、つくられた時代によって種類がありますが
花の色、形などで選ぶ基準は、それぞれありますが、自分の好みで選ぶのが一番いいと思います。

「この花の色やっぱりいいなあ」とか「この小さな葉や花が気に入っているんだよ」なんて
思いながら育てるのが楽しいです。

 

皐月 ツツジ科/半常緑低木

◆原産/日本 ◆鑑賞期/5月下旬~6月
◆樹形/模様木、直幹、寄せ植え、懸崖、石付き

 

サツキ盆栽の日常管理

水やり

根が細かく水を欲しがるので、表土が乾いたらたっぷり与えます。水切れには注意したいです。
年間を通して水を与えたほうがよく、以前サツキをいただいた方には「凍っていても水をやる」と言われたぐらいです。
ちょっと大げさないいかたですが、冬場でも2日に1回はチェックしたいです。

 

施肥

サツキは4月と開花の10月までは月に1回、玉肥を与えます。液肥は濃いと葉焼けをおこしてしまうので、薄めたものを施します。

 

植え替えと用土

3月又は花が終わった後に鹿沼土で植え替えをします。3月の植え替えは花芽をいためるかもしれないので、花後の方がおすすめです。
鉢底に大粒を、上の方は小粒を使います。根は細かい根がたくさん詰まっているので、余分な根はしっかりと切り詰めます。

 

冬越し

霜には当てないようにします。

 

病害虫

葉裏につくグンバイムシには、薬剤で対処します。葉がカスリ状に白くなって美観が損なわれます。黒い汚れのようなフンがないかチェックします。

 

サツキの作り方 作業のポイント

葉がら摘み

花が終わった花がらは木を疲れさせないために、こまめにとります。花火ただけでなく
花がらごと指でつまんでとります。

 

剪定

サツキは7~8月ごろには新梢の先端付近に花芽の準備をしているので、花が終わるころに剪定しておきます。
来年の花のためにも、6月中には行いたいです。
上と下にでる枝を切り落とし、2葉2芽になるように切り詰めるのが基本ですが、軸まで強く剪定しても、夏ごろには青々してきます。

 

改作

大きく樹形をかえたいとき、例えば曲がない幹や枝を大きく曲をつけたいなら枝はをしっかり伸ばし幹を太らせて、木に力をつけてから春に形をかえたい、幹や枝部分をいったん切り落としてから植え替えをします。
そこから夏にかけて、芽吹きする胴吹き芽を育て、針金かけで形をつくっていきます。

 

さつきの葉刈り

花後に葉刈りをしてもいいです。

 

針金かけ

植え替えをしたあとの新梢などに行います。花後や秋にも針金かけはできますが、太くなった枝は、ぽきんと折れやすいので早めがいいです。
生長が早く針金が食い込んでいないかも、チェックしましょう。

 

サツキの繁殖方法

挿し芽、挿し木ができます。新梢や新梢のついた枝を、適当な大きさ(5~6㎝)に切り鹿沼土に挿しておきます。
6月ころの梅雨挿しも可能です。

その他、梅雨の時期なら取り木もしやすいので、枝分かれの良い部分で行います。

 

さいごに

サツキは実生にすると、親と同じ花になるかわかりません、なので同じ花でふやしたいのなら取り木がおすすめです。
実生はどんな花が咲くかなと、楽しみなところでもあります。