今回は、ボケの育て方や日常の管理を解説していきます。
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ボケの特徴
春に梅のような花を咲かせるボケは、早咲きの種類を寒ボケ、遅咲きを春ボケとわけられます。
ボケの花は赤、白が基本の色ですが、多くの品種があり花も一重、八重咲き、1つの枝から赤と白が咲く咲き分けやその他にも、花色が桃色、花の縁に色のついた覆輪など豊富なので、人気が高いのもうなづけます。
赤い花がいいなと、思って赤を手にして、育てていて白花を見ると白もいいなあと思って、結局二つの色が育てたくなってしまう。
ボケ盆栽の日常管理
水やり
基本的に丈夫なボケですが、乾燥には弱いです。水切れをおこして葉をおとしてしまうこともあります。
冬場でも表土が乾いたらたっぷりあげ、油断しないようにしたいです。
施肥
3~10月の間は玉肥を月に1回施します。薄めた液肥を月に数回、水の代わりにあげてもいいです。
あまり肥料が多いと、枝が伸びすぎたりおう盛になることも、そんなときは肥料を控えます。
植え替えと用土
ボケは根頭ガン腫病の感染でコブがないかチェックするためにも、できれば毎年植え替えをしたいです。
時期は9月に基本用土で、新しい用土を使って行います。
病害虫
根頭ガン腫病は根に大きなコブができます。放っておくと木が弱る原因になるので、植え替え時にみつけたら切りとって、マイシンなどで消毒します。
切り口からも感染することがあるので、太い枝を切った後は癒合剤でふさいでおきます。
アブラムシやカイガラムシも見つけたら駆除します。
アブラムシは新梢につきやすいです。
カイガラムシは枝や幹の根元なんかにもついていることがあります。
冬越し
特に寒さの対策は必要ないですが、強い風が当たるところは避けたいです。
ボケ盆栽の作り方 作業のポイント
剪定
枝をつくる必要がないのなら、徒長枝や強く伸びだす枝は、切り詰めます。
9月過ぎには花芽がわかるので、花芽のついていない枝を剪定します。
短い枝や枝の根元に花がつきやすいので、枝の数が多くなるよな剪定をするようにします。
生長期に切り詰めても、おう盛なボケはすぐに枝が伸びだします。
伸びだす新芽の先端を指でつまんで、伸びるのをとめてもいいです。
針金かけ
枝をつくるなら新しい枝に針金をかけて効かせます。
剪定で残した芽の向きで、ある程度伸びる方向が分かるので、剪定で枝をつくっていくこともできます。
ボケのふやしかた
枝や新しい枝で挿してふやせます。太枝を春先に挿してもつきやすいです。
まとめ
梅に似た花はボケの魅力ですよね。丈夫で育てやすいので初心者にも育てやすいです。
挿して増やすのも簡単で、庭木に植えていたボケを剪定して太い枝を支柱につかったら、なんと翌年、その枝から芽が吹いてきてびっくりしたことがあります。
それぐらいつきやすいだね。