長寿梅,盆栽,育て方,作り方
はるきはるき

長寿梅?梅って字がつくけど梅の仲間なの?

ぼん太ぼん太

梅の字がつくけど梅の仲間ではなくて、ボケの仲間です。
今回は、長寿梅についてです。

 

長寿梅(チョウジュバイ)の特徴

長寿梅は草ボケの1種で、園芸品種も多くでまわっていて、人気があります。

ボケより幹の太りは遅いのですが、細かい枝が多く出るてくれるので形を作りやすい木です。

「四季咲き性」で年に何度も花を咲かせてくれます。

チョウジュバイといえば、赤い花を思いうかべますが、白い花を咲かせる種類もあります。

年に何回か葉が黄色くなって落葉しますが、また新芽がふいてきます。

1年を通して葉の色が変わったり、花を咲かせたりと楽しめる木です。

 

長寿梅 バラ科/落葉低木
◆原産/日本 ◆鑑賞時期/9~4月
◆樹形/模様木、株立ち、寄せ植え、石付き、根連なり

 

原産は日本で、昭和20年代生まれの父がいうには、
「草ボケは子どものころは、そこら辺の草むらに咲いていた」といっていました。
チョウジュバイはそんなころから親しまれていた花なんですね。

 

チョウジュバイの日常の管理

水やり

水切れに弱いので、乾きやすい時期は特に鉢をチェックします。

 

施肥

真夏を除く4~10月に月1回のペースで玉肥を施します。

 

植え替えと用土

3月ごろか9月に基本用土で植え替えます。根頭がん腫を予防するためにも、用土はあたらしいものを使います。

 

病害虫

チョウジュバイは根頭がん腫病になりやすい木です。
そのため剪定の良きに使うハサミなどは、消毒してから使います。

太い枝を切った切り口は、癒合剤を塗って菌が侵入しないようにします。

植え替えのときにもほぐした根にコブがないかチェックして、コブがあったら切りとりマイシン乳剤などでよく消毒しましょう。

 

チョウジュバイの作り方 作業のポイント

剪定

どんどん伸びる長い枝は花芽がつきにくいです。
短い新梢の付け根付近や前の年の枝に花が咲きます。

枝が出来上がったところに、伸びだす新梢は3~4㎝ほど伸びてきたら摘んでおきます。

枝をつくるなら新梢を伸ばして2~3芽を残して切り詰めながら形を作っていきます。

 

葉ながら摘み

花は開花して終わったら花がらごと摘みとっておきます。

花をそのままにしておくと結実して実がつくと木に負担がかかってしまいます。

 

針金かけ

チョウジュバイは針金が効きにくいです。
枝を作るときは新梢を針金で伏せるよにかけ秋ごろには外します。

剪定で全体の形を整えるようにします。

 

根上がりの作り方

植え替えのときに、根がおもしろいものだったら根の間に石を差し込んで石付きにするのもいいです。

石を囲えるような根や、太く伸びる長い根があったらその根で石を根の間に入れます。
接ぎ木に使うテープや針金で固定して石が半分ぐらい埋まるように、鉢に植えます。

石と根をうまく密着できないところは、ケト土で埋め込んで根が太ってくるのを、まってみるのもいいです。

針金で枝を石とバランスよくなるように形を作っていきます。
石は凸凹があって根が入り込みやすいものが、自然らしさがでて根が太ってくるとみどころになります。

 

チョウジュバイの繁殖方法

挿し木や挿し芽で増やすのが簡単です。
新梢、6月の梅雨挿し、秋の剪定時の枝といつでも挿して増やせます。

挿してついたものは、2~3年育ててから植え替えて仕立てていきます。

 

まとめ

盆栽の中でもボケは人気ですよね。その中でも草ボケのチョウジュバイは縁起のいい名前や四季咲き性で育てやすく定番的存在です。
その名前から、プレゼントにする人も多いです。