今回はレンギョウ盆栽の育て方を解説していくよ。
スポンサーリンク
レンギョウの特徴
早春に黄色い鮮やかな花が印象的なレンギョウは、日本に広く自生しているヤマトレンギョウ、中国原産のシナレンギョウ、園芸種のインテルメディアといくつかの種類があります。
盆栽では、花や葉が少し細長いチョウセンレンギョウがよくみられます。
刈り込みにも強いので、レンギョウは庭木や公園のなどでもよくみられますよね。
連翹 イタチハゼ モクセイ科/落葉低木
◆原産/日本、朝鮮半島、中国 ◆観賞期な/3~4月
◆樹形/根上がり、文人木、株立ち、寄せ植え
レンギョウ盆栽の日常の管理
水やり
根の生長がおう盛で、鉢が根でいっぱいになると、レンギョウは水をやってもしみ込みにくくなってしまいます。
そんなときは、水を一回やってから、水が馴染んでからもう一回上げるようにして、しっかりあげるようにします。
施肥
花が終わるころの5~6月と、9~10月に月に1回ほど,緩効性の肥料をあげます。
植え替えと用土
レンギョウは根のよく育ち鉢がいっぱいになってしまうので、できれば毎年、植え替えを行いたいです。
時期は3月ごろの新芽が出る前か、9月に行います。
長く伸びた根は、しっかり切り短くしてから、基本用土で植え替えます。
冬越し
暑さにも、寒さにも強いレンギョウは、とくに冬越しの対策は必要ないです。
病害虫
カイガラムシが春から夏にかけて発生しやすいです。
発見したら木を傷つけないように、歯ブラシなどで駆除します。
日当たりをよく、風通しを良くしておくのも、害虫を発生しにくくしてくれます。
レンギョウ盆栽の作り方 作業のポイント
剪定
剪定の時期は、花が咲いた後に行います。その後そこから伸びた枝の葉腋に花をつけます。
夏から花芽の準備をしていて、秋には花芽がわかるようになります。
なので、強く剪定するのは5月ぐらいまでにして、その後の剪定は花芽を切ってしまうので、控えます。
芽かき
幹や古い枝から強く伸びだす芽をそのままにしておくと、木の力をそちらにとられて木を弱らせたり、枝を枯らせることになるので、摘み取るようにします。
針金かけ
直線的に伸びる枝や上に向かって伸びる枝は、針金をかけて曲をつけふせぎみに形をつくります。
古い枝には針金を効かせにくいので、芽のあるところまで強く切り戻してつくりなおしてもいいです。
レンギョウの増やし方
挿し木で増やすのが簡単です。
前年の芽が出だす枝や春からのびた枝を2~3節の長さで切って、小粒の赤玉土に挿しておきます。
活着したら2年目に植え替えをして形を作っていきます。
まとめ
レンギョウは根の生育がおう盛で、長い根ができやすいです。
その特徴をいかして、植え替えのときに根を出すように植えて、根上がりに仕立てるのも、おもしろい曲をつくることができます。